20代女性のマーケティングデータを発表
株式会社ビズパは広告プラットフォーム「アドクロ」において、20代女性が日頃どこから情報を集めているかについてのアンケート結果を公開いたしました。20代女性100人を対象に、ライフスタイルについてのアンケートを実施し、そこで得られた調査結果をまとめています。
調査概要
調査方法:インターネット調査
調査対象:20代女性
調査期間:2024年7月
調査機関:株式会社ビズパ
有効回答数:n=122 ※質問により変動
調査結果を引用される際は、必ず以下のリンクを出典元としてご記載ください。
https://bizpa.net/whitepaper/detail/54/
調査結果サマリー
情報収集の手段としてSNSが台頭
SNSが情報収集の主要な手段にInstagram、TikTok、YouTube、Xなどのソーシャルメディアが、情報収集の手段として広く活用されています。特に、短い動画コンテンツが好まれる傾向があり、活字よりも動画が好まれています。
SNS上での投稿や口コミは、新商品を知ったり購入する際の参考にする
SNS上の投稿や口コミが購入決定に影響する新商品を知るきっかけとして、SNSの投稿や広告が最も大きく取り上げられており、テレビCMなどの従来のマスメディアよりも影響力が大きくなっています。また、10,000円以上の高価な商品を購入する時にも、SNSでは口コミやレビューが参考にされることが多いようです。
情報収集のタイミングは夕方以降
情報収集は主に夕方以降に行われますプライベートでの情報収集は、6割以上の人が夕方以降(16時以降)に行っていることが分かりました。朝と昼に比べて、夕方以降に情報収集を行う人が多いようです。
情報のカテゴリーに応じて媒体を使い分ける
情報のカテゴリーによって利用する媒体が異なる美容室を探す際はポータルサイトの利用率が最も高く、飲食店を探す際はGoogle・Yahoo検索が多く利用されるなど、情報のジャンルによって利用される媒体に違いがあることが分かりました。ただし、SNSはどちらのジャンルであっても安定して活用されています。
調査結果
1.日常的に使用する情報収集ツール
まず、日常的に使用する情報収集ツールについて、最も多かったのはYouTubeで、全体の68%が使用している結果となりました。次に多かったのはInstagramの64.8%、次いでXが58.2%となりました。
テレビや紙メディアなど従来の情報媒体よりもSNSで情報収集をしていることが多く、テキストや音声より映像や画像で情報を得ている結果となっています。また、ニュースアプリの使用率はSNSに比べて低くなっています。
2.関心がある情報/信頼性の判断の際に重視する要素
次に、関心のある情報のジャンルについては、1位が「ビューティー・コスメ」で全体の42.6%が関心があると回答しました。次いで「ファッション」が39.3%、「グルメ」が33.6%という結果となりました。
また、情報の信頼性を判断する要素として何を重視するかについては、35.2%が「WEB上の口コミやレビュー」、次いで26.9%が「情報源のブランドイメージ」を重視すると回答。実際に使用したユーザーの声を重視する傾向にあることが分かります。
3.新商品や新サービスを知るきっかけ
また、新発売商品や新サービスについて知るきっかけについては、「SNSの投稿や広告」の29.5%が最も高く、次いで「インフルエンサーの投稿」が13.1%、「SNSの企業公式アカウントの発信」が12.3%となりました。
20代女性には「テレビCM」よりSNSの影響度が大きいことが顕著に出ている結果です。また、企業が発信する情報よりも実際に使用したことのあるユーザーからの口コミ投稿や、インフルエンサーの投稿などSNSの情報をきっかけに新しい商品やサービスを知る傾向にあることが分かりました。
4.10,000円以上の商品購入時に参考にするもの/情報源として見る好みのコンテンツ
次に、日常生活において比較的高単価な10,000円以上の商品購入を決める際、最も参考にするものについて質問したところ、「SNSの口コミやレビュー」が27.9%、次いで「公式サイトの商品説明」が19.7%、「特に参考にするものはない」が18.0%となりました。
また、情報源として見るときのコンテンツの形式については、32.1%の「短い動画(TikTokやReelsなど)」が最多、次いで「長めの動画(YouTubeなど)」が24.1%、「写真付きの短文(Instagramなど)」が17.9%となりました。
5.飲食店の調べかた/美容院やヘアサロンの調べかた
飲食店の探し方に関する質問では、「Google・Yahoo検索」を利用するという回答が29.5%で最も多くなりました。次いで、InstagramやTikTokなどのSNSを利用するという回答が23.8%となりました。
また、美容室やヘアサロンの探し方に関する質問では、特に決まった探し方はないという回答が24.6%で最も多い結果となりました。次に多かったのはホットペッパーなどのポータルサイトを使って調べるという回答で、23.8%という結果になりました。
6.プライベートで情報収集をする時間帯/学びや余暇についての調べかた
プライベートで情報を調べる時の時間帯についての質問には、夕方・退勤時の32.7%という回答が最多となりました。次いで夜(21時以降)が32.7%となっており、半数以上が夕方から夜にかけての自由時間に情報収集をするという傾向が見られました。
最後に、学びや余暇(資格勉強・旅行や遊びなど)についての情報収集の仕方については、Google・Yahoo検索を使うという回答の割合が32.8%で最も高くなりました。次いでSNSを利用するという回答が26.2%、決まった調べ方は特にないという回答が21.3%となりました。
まとめ
これまでは代表的な広告手法といえばテレビCMでしたが、現在ではSNSの影響力が大きく、現代のマーケティングにおいてSNSは欠かせないツールとなっています。短尺動画の活用も非常に有効でSNSキャンペーンやインフルエンサーマーケティングに重点を置くことで、より効果的なブランド認知と顧客獲得に繋がるでしょう。
また、消費者は信頼性と親近感を感じる情報源を求めているため、ユーザー生成コンテンツ(UGC)の活用も欠かせません。SNS上の口コミやレビューは、実際のユーザーからの率直な意見として捉えられるため、信頼度が高く、購買行動に直結しやすいと想定できます。
情報発信のタイミングを夕方以降に合わせるなど、消費者の行動パターンや心理を理解し、それに合わせた戦略を立てることで、より効果的なプロモーションを実現できます。
入手方法
「アドクロ」( https://bizpa.net/ )にて、会員登録後すぐに無料ダウンロードいただけます。