子育てママに最も注目されているキーワードとは?
広告プラットフォーム「アドクロ」において、子育て中のママを対象に、子育てに関する情報収集の方法や今注目しているキーワードなどについての調査を実施し、その結果を公開いたしました。
お子さまを持つ20~40代の女性126人を対象にアンケート調査を行い、その結果についてまとめています。
調査概要
調査方法:インターネット調査
調査対象:お子さまを持つ20~40代の女性
調査期間:2024年7月
調査機関:株式会社ビズパ
有効回答数:n=126 ※質問により変動することがあります
調査結果を引用される際は、必ず以下のリンクを出典元としてご記載ください。
https://bizpa.net/whitepaper/detail/58/
調査結果サマリー
子育ての情報収集の手段としてSNSが台頭
SNSが情報収集の主要な手段にYouTube、Xなどのソーシャルメディアが、情報収集の手段として広く活用されています。音声メディアの活用は少ないようで、動画や画像など、視覚的情報があるものが好まれています。
同じ育児をするママのレビューや口コミは、商品を購入する際の参考にする
商品の購買判断に特に影響を与えた内容として、実際のママによる口コミやレビューが載っていたかが最も重視されており、広告よりも、時短や便利さなど、機能性を訴求した内容の影響力が大きくなっています。
働き方に関するキーワードに高い関心
子育てをしながらの働き方は多様化が進んでいます。コロナ禍も追い風となりリモートワークでの仕事や、スキマ時間での副業が盛んになったりと、ライフスタイルや家庭の事情に合わせて調べる方が多いようです。
家具・家電は利便性よりも節約の優先度が高い
家具・家電には節電・節約が重要視されていることが分かりました。お子さまがいる方に限らず、昨今の電気代の高騰に家電は直結しているため、節約ができるかが重視されていることが分かりました。また育児は時間とのたたかいでもあるため、AIアシスタントやIoTにも高い関心が寄せられていることが分かりました。
調査結果
1.日常的に使用する情報収集ツール
まず、子育てや私生活でよく使う情報収集ツールで最も多かったのはYouTubeで、全体の50.0%が使用している結果となりました。次に多かったのはXの40.5%、次いでテレビ番組・CMの27.0%となりました。
テレビや紙メディアなど従来の情報媒体よりもSNSで情報収集をしていることが多く、映像や画像で情報を得ている結果となっています。また、音声メディアや街中の広告からの情報入手はSNSに比べて低くなっています。
2.商品購入時に参考にする内容
次に、購買判断に特に影響を与えた内容で最も多かったのは「実際のママによる口コミやレビューが載っていた」で、全体の26.2%の結果となりました。次に多かったのは「時短や便利さなど、機能を訴求した内容だった」の15.1%、次いで「大学教授など専門家が監修・推奨していた」の8.7%となりました。
同じママの口コミやレビューはよく参考にされており、それに次ぐのが機能を訴求した内容だったことから、実用性を重視されている結果となっています。また、インフルエンサーや好きなタレントから実際に購入に至る影響は低くなっています。
3.子育てに関する関心の高い商品カテゴリー
続いて、普段の生活で最も関心のある商品カテゴリーについては「子供服・ファッション」で、全体の20.6%にのぼる結果となりました。次に多かったのは「食品・栄養」の15.1%、次いで「教育・知育」の9.5%となりました。
比較的偏りなくどのカテゴリーにも関心を寄せられている結果から、子供に関わることにはすべて、普段の生活からアンテナを張って関心を寄せていることが分かります。
4.子育てに関連する注目キーワード/その理由
子育て関連で関心のあるキーワードとして最も多かったのは「オンライン習い事」で、全体の21.4%が使用している結果となりました。次いで「オーガニックフード」が18.3%、「五感教育」が15.9%となりました。またその理由としては、「以前から注目していたから」という理由が45.1%と大半を占めました。
教育関連の関心がとても高く、さまざまな教育方法が注目されている結果となっています。子供向けのデジタルデトックスなどは、現代のデジタル社会ならではの弊害とも言えます。
5.子育て関連の商品やサービス選びで最も重視する点
子育て関連の商品・サービス選びで最も重視する点として、最多だったのは31.7%の「安全性」でした。次に多かったのは「使いやすさ・利便性の高さ」の16.7%、次いで「価格」の11.9%となりました。
こどもはいつ、どのような形で危険にさらされるか分からないため、最も重要視されている結果となっています。また子育ては時間との戦いでもあるため、複雑なものより使いやすいものへの需要が高いと言えます。
6.「働き方」に関連する注目キーワード
次に、「働き方」に関連するキーワードについて、最も関心のあるキーワードは副業・複業で、31.7%の結果となりました。次に多かったのはテレワーク・リモートワークの27.8%、次いでワークライフバランスの24.6%となりました。
子育て中の働き方への考え方は多様化しており、隙間時間に働ける副業や家から働けるリモートワーク、こどもを幼稚園や保育園へ預けている間のみ働く時短勤務など、さまざまな働き方へ関心を寄せられている結果となりました。
前問の「働き方」に関連する最も関心のあるキーワードを選んだ理由として「以前から注目していたから」が全体の33.7%の結果となりました。次に多かったのは「テレビで特集していたから」の18.0%、次いで「SNSで話題になっていたから」の16.9%となりました。
妊娠中、産休育休中からを含めると、働き方について考える時間は比較的多いためか、仕事復帰を考えている方は事前に検討している方が多い結果となりました。また、情報収集の間にテレビやSNSからの情報収集をされている方もいるようです。
7.「家具・家電」に関連する注目キーワード/その理由
「家具・家電」に関連する関心のあるキーワードについては、46.0%の「節電・節約」が最多となりました。次いで「スマートホーム」が23.0%、「AIアシスタント搭載」が18.3%となりました。
またその理由としては、「以前から注目していたから」という理由が42.4%と大半を占めました。
近ごろの電気料金の高騰や物価高の影響で、家具・家電に求めるものは節約がダントツ多い結果となりました。それ以下では、利便性を求める機能に関心を寄せられる結果となりました。
まとめ
子育て世代のママたちは、情報収集にYouTube、X(Twitter)、TikTokなどのSNSを積極的に活用しており、デジタルプラットフォームへの移行が進んでいます。購買判断においても、SNSなどを通じ、他のママたちの口コミやレビューをもとに商品やサービスを選んでいる傾向が見られます。
子育て関連の商品を選ぶ際には、安全性と利便性を重視する傾向が強く、特に子供の身の回りに関わる商品については、安全に関する情報が購買決定に大きな影響を与えます。
また、副業・複業やテレワークなど、子育てと仕事を両立できるような柔軟な働き方を求める声が高まっていることから、コストパフォーマンスを重視しながらも、便利な生活を送りたいというニーズがあることが伺えました。
入手方法
「アドクロ」( https://bizpa.net/ )にて、会員登録後すぐに無料ダウンロードいただけます。